『タイヤの重要性を知りたい』
『どのようなタイヤを選べばいいの?』
というお悩みにお答えします。
・タイヤの重要性
・選び方
・メンテナンス方法
この記事を読めば、車に詳しくない人でも簡単にタイヤの基本的な知識や選び方について理解できます。
タイヤにかかる費用を抑えて、より安全快適なカーライフを送りたい方は必見です。
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タイヤの役割
タイヤの役割は大きく分けて4つあります。
車両の重量を支える
車体や乗員・荷物などの重量を支えます。
駆動力、制動力を伝える
エンジンやブレーキのパワーを速やかに路面に伝え、車を進めたり止めたりします。
路面からの衝撃をやわらげる
路面の凹凸によって発生する衝撃を吸収し緩和します。
方向を転換、維持する
直進を維持したり、方向を転換したり、車の進む方向をリードします。
このようにタイヤには、支持、伝達、緩衝、転換維持といった複数の役割があります。
タイヤがパンクした場合などはこれらの役割も機能しないことになり事故等の原因になります。
定期的な点検を行い、異変などがあれば最寄の車屋かスピードスターに連絡しましょう。
タイヤの性能
タイヤの性能は大きく分けて5つあります。
転がり抵抗
転がりやすさを表し、燃費に関係し、数値が低い程燃費は良くなります。
制動
路面での停りやすさを表し、安全に関係し、ブレーキを踏んでからの制動距離が短い程停りやすいです。
摩耗
長持ちのしやすさを表し、経済性に関係し、タイヤ溝が0ミリになるまでの距離が長い程長持ちします。
静粛性
路面に起因した車内への音、乗り心地に関係し、音の数値が小さい程静かです。
操縦安定性
ハンドリングのしやすさ、操縦性に関係し、ラップタイムが短い程操縦性が良いです。
このようにタイヤには転がり抵抗、制動、摩耗、静粛性、操縦安定などの性能があり、各メーカーは、より安全快適なタイヤを、如何に安く消費者に提供出来るかを日々研究してくれています。
どの性能を重視するかは人それぞれだと思いますので、自分にあったタイヤを選ぶようにしましょう。
タイヤの表記
タイヤの側面にはそのタイヤの情報が色々書かれています。
例えば、155/65R14 75Sの場合
- 155
タイヤの断面幅(mm)を表し、道路と接してる部分になります。 - 65
扁平率(%)を表し、断面幅に対する断面高さ(タイヤの厚さ)の比率を表し、この場合は155mmの65%なので断面高さは100.75mmになります。 - R
ラジアル構造を表し、タイヤの骨格となるカーカスがタイヤの中心から放射状に配置されているタイヤ(タイヤの回転方向に対してカーカスを構成するコードが直角に配列されたタイヤ)になります。 - 14
リム径(インチ)を表し、タイヤの穴又はホイールの直径になります。1インチが25.4mmなので14インチは直径355.6mmになります。 - 75
ロードインデックス(荷重指数)を表し、そのタイヤに負荷できる最大重量を示す数値になります。数値が大きい程最大重量も重くなります。75は387kgです。 - S
速度記号を表し、そのタイヤが走行できる最高速度を示す記号になります。Hは例外ですがアルファベット順で後になる程最高速度も速くなります。Sは180km/hです。
上記はタイヤのサイズや能力の基本的な情報ですが、他にもタイヤには書かれていて
例えば、3622と書かれていた場合、
それはタイヤが製造された日付を表していて
- 36
週を表し、1ヶ月は大体4週なので36は9月頃になり、9月頃に製造されたタイヤということになります。 - 22
西暦の下2桁を表し、22は2022年に製造されたタイヤということになります。 - DOTと書かれていた場合
Department of Transportationの略でアメリカの運輸省の事を表し、この機関が定める安全規格に合格した製品はDOTの表記が商品に刻印されます。 - E4と書かれていた場合
ETRTO規格の略で、European Tyre Rin Technical Organisationのことを言い、ヨーロッパが定める規格でこれをクリアしているタイヤに刻印されます。
因みに日本にはJATMA規格というものがありますが、タイヤには書かれていません。なので、MADE IN JAPANのタイヤはJATMA規格という日本が定める規格に合格していることになると思います。
このようにタイヤの側面にはそのタイヤの情報がたくさん書かれています。
この情報を参考に自分の車にあった適切なタイヤを選ぶようにしましょう。
タイヤのメンテナンス
今までの情報で自分にあったタイヤが選べたとして、その後のメンテナンスはどうすれば良いかを解説します。
まずは1ヶ月に1回の空気圧チェックをしましょう。
タイヤの成分であるゴムは空気を通すので定期的な空気圧点検が必要になります。
空気圧が低ければパンクの確率も高くなり、燃費も低下します。
適正空気圧に関しては取説か、大体は運転席ドアを開けた場所にステッカーがあるのでそちらで確認出来ます。
また、空気圧チェック時に、タイヤ溝の残量やヒビ割れ等も確認して、必要であればタイヤ交換をするようにしましょう。
まとめ
・支持、伝達、緩衝、転換維持
タイヤの性能
・転がり抵抗、制動、摩耗、静粛性、操縦安定性
メンテナンス
・1ヶ月毎に空気圧点検
自分の車のタイヤサイズを知り、安心安全快適なカーライフをおくりましょう。
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以上になります。
スタッフ一同お客様のご来店をお待ちしてます。