『タイヤの種類を知りたい』
『どうゆうタイヤを選べばいいの?』
というお悩みにお答えします。
・タイヤの種類
・選び方
・メーカーランキング
この記事を読めば、車に詳しくない人でも簡単にタイヤの選び方や比較のポイントついて理解できます。
タイヤにかかる費用を抑えて、より安全快適なカーライフを送りたい方は必見です。
車の生涯費用とその対策方法:プロが解説する必要なコストと節約術
タイヤサイズ
まずは現在装着しているタイヤと同じサイズのタイヤを選びましょう。
サイズ確認方法はタイヤ側面に表記されています。「205/55R16」や「195/55/R15」などと表記されていますので、同じ数字のタイヤを選びましょう。
違う表記のものを購入すると車に装着出来ないので気を付けてください。
また、タイヤ表記に関しては別の記事で詳しく説明しているのでそちらを参考にしてください。
タイヤの種類、シーズン別
タイヤにはシーズン別に3種類存在していますのでそちらにも注意しましょう。
- 夏タイヤ(ノーマルタイヤ)・・・雪や凍結道路等以外で装着するタイヤになります。詳しくは別の記事を参考にしてください。
- 冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)・・・雪や凍結道路で装着するタイヤになります。冬用タイヤのことを指します。こちらも詳しくは別の記事を参考にしてください。スタッドレスタイヤはタイヤ側面にSTUDLESSと刻印されています。
- オールシーズンタイヤ・・・夏の暑い路面や雪道など、どのシーズンでも対応しているタイヤになります。オールシーズンタイヤはタイヤの側面にM+S(MUD+SNOWの略で、MUDは泥やぬかるみ、SNOWは雪を意味でどちらの路面でも走行可能)やスノーフレークマーク(欧州の企画で定められた冬用タイヤの認証マーク)が刻印されています。
交換時期に合わせたシーズンタイヤを選ぶようにしましょう。交換時期に関しても別のの記事で詳しく説明しています。
オールシーズンタイヤもよいのですが、スタッドレスタイヤには性能で劣ってしまうので、現時点のお勧めは夏タイヤと冬タイヤの両方をそれぞれの時期に購入する方法です。
タイヤの種類、機能別
色々な車が存在する中で、その車に最も適したタイヤを各メーカーさんが出してくれています。
それぞれのタイヤの種類について説明します。
- オールテレーンタイヤ・・・砂利道や泥道といった悪路でも走行できるタイヤになります。剛性とグリップ性に優れ、四輪駆動などオフロードを走行する車に装着されます。タイヤの側面にAll-Terrainを示すA/T若しくはT/A表記があります。
- ランフラットタイヤ・・・パンクしても少しなら走行可能といったパンクに強いタイヤになります。タイヤの側面に表記がありますが各メーカーで異なるためウィキペディアでご確認ください。
- エコタイヤ(低燃費タイヤ)・・・転がり抵抗を抑え、燃費性能に優れたタイヤになります。日本ではグレーディングシステム(等級制度)に基づく表示を行い、基準をクリアしたタイヤには下記低燃費タイヤのラベリングがされます。
- コンフォートタイヤ・・・乗り心地の良さを追求したタイヤになります。静寂性、操縦性、などトータルでの性能に優れています。
- スポーツタイヤ・・・サーキットで使用するようなタイヤになります。特にグリップ性能に特化した作りになっています。
- その他専用タイヤ・・・その他にもミニバン用などそれぞれの形状別に適したタイヤなどもあります。
どの性能を重視するかは人それぞれなので自分の車に合ったタイヤを選ぶようにしょう。
特に拘りがないのであればエコタイヤかコンフォートタイヤを選ぶのをお勧めします。
タイヤを選ぶポイント、メーカーランキング
これまでの説明から必要最低限のタイヤを選ぶことは可能ですが、これからはより安心快適にドライブするための説明になります。
安心で信頼出来るなタイヤを購入したいという意味では、売上が多いタイヤメーカーは信用出来るのではないでしょうか。
売上が多いということはそれだけタイヤの数が売れているということになり、数を売るには交換時もですが新車時から装着されていることが多いです。
新車時から装着されているということは車メーカーからも信頼されていることに繋がり、安心して交換時も選べるタイヤメーカーになるということになります。
そんな理由から世界のタイヤシェアランキングと生産国を含めて発表します。
- ミシュラン (フランス)14.8%
- ブリヂストン (日本)12.5%
- グッドイヤー (アメリカ)8.4%
- コンチネンタル(ドイツ)6.8%
- 住友ゴム(日本)4.1%
- ピレリ (イタリア)3.6%
- ハンコック(韓国)3.4%
- 中策ゴム(中国 )2.6%
- 横浜ゴム (日本)2.2%
- 正新 (台湾)1.8%
- トーヨータイヤ(日本)1.7%
- GTタイヤ(インドネシア)1.6%
- その他 36.6%
ブリヂストンが発表した資料を参考にさせて頂きました。
これらのメーカーであれば安心なのと、海外製のメーカーでも日本に店舗があれば、クレーム対応も受けてくれるので安心して購入できると思います。
タイヤを選ぶポイント、性能比較
信頼できるメーカーがわかったところで、実際にどの程度性能に差があるのかを数字で説明します。
同等のグレード、製造年、サイズで比較するのが難しかったため、あくまで参考までにしてください。
タイヤ公正取引協議会が発表しているデータで、各メーカーの夏タイヤの最新の、転がり抵抗、ウェット制動、摩耗で比較しました。
転がり抵抗は数字が少ないほど燃費がよく
ウェット制動は数字が少ないほど止まる性能に優れ
摩耗は数字が多いほど長持ちすることになります。
以上のことを踏まえて、各メーカーのデータを紹介します。
- ミシュラン ・・・転がり抵抗5.42、ウェット制動23.57m、摩耗データ無し
- ブリヂストン ・・・転がり抵抗7.79、ウェット制動26.32m、摩耗59337km
- グッドイヤー ・・・転がり抵抗6.90、ウェット制動38.78m、摩耗96750km
- 住友ゴム ・・・転がり抵抗8.30、ウェット制動50.00m、摩耗63900km
- 横浜ゴム ・・・転がり抵抗8.60、ウェット制動48.30m、摩耗53754km
- トーヨー ・・・転がり抵抗8.00、ウェット制動51.00m、摩耗69975km
以上がタイヤ公正取引協議会が発表しているデータになります。
ここで紹介したメーカーならどこを選んでも安心出来ると思いますが、このデータ上ではグッドイヤーが総合的に優れていると感じます。
まとめ
・ノーマル、スタッドレス、オールシーズン
機能別種類
・オールテレーン、ランフラット、エコ、コンフォート、スポーツ、その他
ランキング
・1.ミシュラン、2.ブリヂストン、3.グッドイヤー
タイヤを選ぶ際は、まずは同じサイズで、欲しいシーズンのタイヤを選ぶことが重要になります。
お金に余裕があれば機能や性能も考慮して、心配なら売上ランキング上位のタイヤを選ぶようにしましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上になります。
スタッフ一同お客様のご来店をお待ちしてます。