自動車の状態が、保安基準を満たしているかを一定期間毎に検査することを車検(自動車検査)といいます。
また、自動車の構造、装置を定期的にチェックすることにより自動車の安全を確保し、公害を防止するとともに円滑な道路交通の確保を目的とした、法律で定められている自動車使用者に対する義務にもなります。
車検は道路運送車両法に定められている保安基準に沿って、国家資格を持ってる整備士が点検します。
そして、検査員が最終チェックを行い自動車を点検し不具合が無いか検査します。
この車検を通過しなければ、公道での走行ができなくなってしまいます。
適切な時期に適切な点検を行うことが、安全運転の第一歩と言えるでしょう。
■車検のタイミング
車検の時期は車検証で確認することができ、車検証に記載の有効期限の1ヶ月前から車検を受けることができます。
基本的には、自家用乗用車を新車で購入した場合、3年目に初回の車検があります。
以降からは2年毎に車検があります。
中古車を購入した場合、車検残期間があればその期日が初回になり、以降2年毎になります。
いわゆる8ナンバー(キャンピングカーなど)は、初回検査が2年目、以降も2年毎となります。
車検満了日の確認方法はフロントガラスのステッカーか、車検証で確認することができます。
車検有効期間が無くなってからの使用は違法になりますので早目の対応をお勧めします。
■検査項目
点検項目数は乗用車で57項目程あり、専門的な知識、技術も必要なのと、手間や時間がもかかるので、整備工場に依頼することをお勧めします。
主な検査項目として、ライト、エンジン、ブレーキ周辺、車体の下からマフラー周辺があります。
これらは消耗品や異常が多い箇所であり、車検時に交換が必要になることが多い箇所となります。
ライト
しっかり点灯しウインカーなどが点滅するか、ライトの中に水が入ってないかを確認します。
ライトの点検でよくあるのが電球の球切れです。
点灯しない電球がある場合必ず交換しなければなりません。
球切れは整備不良となり警察から注意を受けやすい箇所でもあります。
ライトの整備不良の場合、違反点数は1点と普通乗用車であれば反則金7,000円となります。
エンジン
エンジンは自動車の要です。
部品も多くあるためプロの目で故障や異常が無いか見逃しがないよう時間をかけて確認します。
エンジンオイルやエンジンを冷やす冷却水などの漏れを点検しエンジン内の消耗品などの消耗品を点検し安全に乗れるかを見ています。
車両によっては専用の工具が必要なこともあり、セルフ点検しにくい箇所でもあるので、整備士がいる自動車工場に依頼したほうが良い箇所です。
ブレーキ
主な点検はブレーキパッドの残量確認とパッドを擦り付けるローターと言われる部分を要点として点検します。
一般的に、ブレーキ時にキーと音が鳴り始めたら交換時期で、パッド残量が2.0mm以下になったら音で知らせてくれるよう部品が付いています。
放置しておくとブレーキローターにも溝ができ、ブレーキの効き具合が劣ってくる可能性があるので、音がした時や点検時の残量が少なければ交換をおすすめします。
ブレーキの効き具合は、緊急時の制動距離に大きな影響がでますので、早期点検・早期交換がいいと言えます。
車体の下からマフラー周辺
下回りではマフラーがしっかり噛み合っているか、下から見てオイルや水が漏れていないか錆びていないかを確認、点検します。
マフラーの取り付け確認をしたり錆びて穴が空いていないかやボルトがしっかり絞まってるか小さなハンマーで叩き全てのボルトを確認します。
また錆が酷い時は黒く塗り防錆し車を長持ちさせる作業もあります。
液体系は下に垂れていく特性があります。上から見て分からなくても下から見て発見することも多い箇所です。
車体の下に潜り込んで点検することになるので、安全配慮がとても重要な点検なので、こちらもセルフチェックしにくい箇所といえます。
以上になります。
車検とは車を継続的に安心して使用するのに必要な定期点検になります。
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