『車のメンテナンスがめんどくさい』
『オイル交換をやらないとどうなるの?』
というお悩みにお答えします。
・エンジンオイル交換をやらないとどうなるか
・交換の重要性
・選ぶ際のポイント
この記事を読めば、車に詳しくない人でも簡単にエンジンオイル交換の重要性を知ることがができます。
車の維持費節約に役立つ情報なのでぜひ参考にしてください。
初心者でも安心!ライズA201Aのエンジンオイル交換DIYの基本手法を車屋プロが解説:自宅でできる簡単な修理方法!
交換を怠るとどうなるか
エンジンオイルの交換を怠るとエンジンが壊れて高額修理になります。
具体的に現場で発生した実例をご紹介します。
- 2年間オイル交換をしないで走行
- 走行中にエンジン停止
- エンジン本体故障
- 修理金額50万円
- 1年間オイル交換をしないで走行
- 走行中に異音発生
- タービン故障
- 修理金額10万円
- 1年間オイル交換をしないで走行
- 走行中にオイル警告灯が点灯
- その後3ヶ月毎にオイル警告灯が点灯するようになる
などがあります。
1回のエンジンオイル交換は3000円〜1万円程度になります。
また、エンジンオイル交換時期の目安は5000km走行毎か、6ヶ月経過毎になり、
エンジンオイルを洗浄する役割のエンジンオイルフィルターの交換時期の目安はエンジンオイル交換2回に1回となります。
高額修理になる前に定期的な交換をお勧めします。
エンジンオイルの役割
エンジンオイルの役割は大きく分けて6つあります。
物体が接触しながら運動すると、その接触面には摩擦が発生する。この接地面に油膜をつくることによって摩擦を少なくする。
摩擦のあるところには摩擦熱が発生する。この摩擦熱を吸収して物体を冷却する。
接地部で大きな圧力が加わる部分があり、摩擦や損傷の原因になる。この場合に圧力を分散させ衝撃力を吸収する。
金属の表面に薄い油膜をつくり、空気や水分などが金属に直接触れないようにして錆の発生を防いでいる。
シリンダとピストンとの気密はピストンリングで行っているが、オイルがさらにその隙間に入り込むことによって気密を高めている。
循環するオイルはごみや金属粉などを分散浮遊させて油路に推積しないようにしている。
以上になります。
オイル交換を怠るとこれらの役割が失われるため、エンジンが壊れてしまいます。
オイルを選ぶ際のポイント
自分の車に合ったエンジンオイルを選ぶ際に必要なポイントを3つお伝えします。
車の取扱説明書のメンテナンスデータに記載されている指定の粘度のエンジンオイルを選択してください。
エンジンオイルの粘度の記号に書かれた数字は、大きいほどオイルが硬く、小さいほど柔らかいことを表します。
エンジンオイルの缶には「○W-●」という記号が表示されていますが、これはオイルの硬さ(粘度)を表しています。
○Wは低温時のオイルの粘度
●はは高温時のオイルの粘度
を指しています。
ベースオイルとは、エンジンオイルのもとになるオイル、製造のための材料の事です。
ベースオイルの種類は3種類あります。
- 化学合成油
- 部分合成油
- 鉱物油
品質が高い順に、
化学合成油 > 部分合成油 > 鉱物油
となります。
品質規格とは、完成したエンジンオイル自体の品質やグレードのことです。
品質規格は主に3種類があります。
・米国石油協会(API)が定める規格(グレード)です。
・SA〜SPまであり、Sの後ろのアルファベットが進むにつれてグレードが良くなります。
・日米の自動車工業会が設立した国際潤滑油標準化認証委員会(ILSAC)が定める規格(グレード)です。
・API規格に燃費性能を加えて考えられている規格です。
・GF1〜GF6まであり、数字が大きくなるにつれてグレードが良くなります。
・日本自動車規格(JASO)によって定められている日本独自の規格で、ディーゼルエンジン車の規格で使用されることが多いです。
・ディーゼルの場合はDLやDHなどがありますが、他2種規格と違い汎用性が無いので車種ごとに決められた規格を選びましょう。
これらの他にも車に使用するエンジンオイルには4輪車用、ガソリン用、ディーゼル用、ガソリンディーゼル兼用などがあります。
自分の車に合ったエンジンオイルを選ぶようにしましょう。
まとめ
・エンジンが壊れて高額修理になる
エンジンオイルの役割
・減摩、冷却、緩衝、防錆、密封、清浄作用がある
エンジンオイル選び
・粘度、ベースオイル、品質規格がある
1番良いのが半年毎に、車に適した、高グレードのエンジンオイルを交換することになります。
値段等を考慮しながら自分のカーライフに適したエンジンオイル選びをしましょう。
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以上になります。
スタッフ一同お客様のご来店をお待ちしてます。
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